設置の目的
島木赤彦の文学的功績を顕彰し、短歌の創作・短歌の研究・短歌の評論・短歌に関するエッセイ、童謡童話の創作と普及などに優れた業績を上げた個人または団体に贈ることとして創設された。
選考の対象は、当該年1月から12月までの著作および活動で、選考対象者の推薦を本会会員の有資格者(3カ年以上の会費納入実績があり、直近の2年間会費を納入した者)と会長の指名した者により推薦された作品のうちから選考される。
第二十八回島木赤彦文学賞・第二十六回島木赤彦文学新人賞
文学賞
飛鳥游美 歌集 『 野芹 』 紅書房
「運河」副代表、選者。現代歌人協会会員。日本歌人クラブ会員。石川県歌人協会参与。NHK短歌講師。読売新聞金沢支局よみうり文芸選者。第五歌集。2007歌集『濫觴』が日本歌人クラブ北陸ブロック優良歌集賞。写実が徹底しており、骨格がしっかりしている。一首一首が揺るぎない表現で、詠まれている。アララギ派の流れを継承している。
文学新人賞
渋沢たまき 歌集 『 単独走者 』 現代短歌社
第一歌集。「新アララギ」所属。全体に新人賞にふさわしい鮮烈さと前向きさにあふれる作品。巻末近く、諏訪を訪れての一連は赤彦への心寄せもあり秀逸である。

(左)渋沢たまき 歌集 『 単独走者 』現代短歌社
文学特別賞
島木赤彦の歌論の継承並びに本会の発展、短歌界の発展に並々ならぬ貢献をした個人もしくは団体に必要に応じ会長が発議し、本会役員会の承認を経て授賞するもの。
丸茂伊一
丸茂伊一氏は、1929年(昭和4年)4月1日長野県茅野市生まれ。1947年「アララギ」「ヒムロ」入会、1998年「新アララギ」入会、2002年から「ヒムロ」代表・編集発行人。2008年に日本歌人クラブに入会。茅野市議会議員、日中友好協会会長、洋菜組合長など歴任。85歳からスピードスケート大会に出場し、ギネス記録を次々に打ち立てた。
島木赤彦が提唱した文学理論(短歌)を継承、旺盛な創作力で多くの短歌を創作した。その活躍の場として短歌 結社「ヒムロ」の代表・編集発行人を務め、2025年12月の終刊を迎えた。短歌の創作環境の整備、発展に寄与し、島木赤彦の短歌理論を追求した功績は顕彰に値する。著書に歌集『宇宙のはてに』(現代短歌社)がある。
授賞式は 3月29日(日)午後1時から 下諏訪町立諏訪湖博物館・赤彦記念館にて開催。
